J-RAIL2020 開催のご挨拶

 J-RAILは,土木工学,機械工学,電気工学,交通の研究者及び技術者が一堂に会して,鉄道技術および政策における研究成果の発表を行い,相互理解を深めることを目的としたシンポジウムです.1994年より機械,電気,土木の3学会が毎年交代で主催しておりまして,今年度は土木学会(土木計画学研究委員会)が担当いたします.
 今年度のJ-RAIL2020は,新型コロナウイルスの感染状況が見通せないことから,参加する皆様の安全に配慮し,一堂に集まる形態での開催を見送ることとしました.一方で,鉄道技術や政策に関する最新の研究成果を発表,議論する場を提供し,この分野の発展に寄与することはシンポジウムの趣旨でもありますことから,オンライン(Web講演)での開催を予定しております.
 具体的には,ビデオ会議システム「Zoom」を用いて,セッションごとにミーティングルームを設置しまして,講演発表とディスカッションを行います.また,特別セッションについても,オンラインでの開催を企画中です.なお,インターネット環境の都合等で「Zoom」へアクセスできない場合の対応についても,準備しております(詳しくは,開催概要サイトをご覧ください).
 このようにJ-RAILとしては過去にない方式での開催になりますが, 年に一度,鉄道分野の技術者および研究者が,専門分野のみならず分野横断的なテーマまで幅広く議論する機会でもありますので,皆様にはぜひシンポジウムへのご投稿とご参加をお願い申し上げます.

2020年8月

J-RAIL2020実行委員長
日本大学教授 金子雄一郎